2014年01月22日

癌化の話

年が明けてかなり日が経っていますが…
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。どうか本年もよろしくお願い申し上げます。

さて、今年最初の話題は癌化に関するお話です。

最近、患者さんから「この治療で癌になることはないのですか?」といった質問が多く、「何故に?」と不思議に思っているのですが(笑)、話を聞いてみるといろいろな断片的な知識を混同しておられる方がほとんどなので、簡単に整理しておきたいと思います。

その前にまず、私達の体内では毎日癌細胞が発生していることはご存知でしょうか。これは、細胞が細胞分裂というコピー作業を行う際に、一定の確率でミスコピーが生じ、そこから一定数の癌細胞が必ず生まれているということなのです。毎日おおよそ1000〜2000個の癌細胞が生まれていると考えられています。

しかし通常は、これらの癌細胞は全て私達自身の免疫細胞によって、完全に消去されます。完全にです。ただ、ごくごく稀にですが、癌細胞の消去漏れが起きることがあり、かつ生き残った癌細胞の増殖スピードのほうが免疫細胞の消去スピードを上回るような場合に、病気としての「癌」と呼ばれる状態になってしまうわけです。

つまり、私達の身体というのは「いつもは癌細胞など1つもないキレイな状態なのに、発癌の恐れのあるものが体内に入ることで初めて癌細胞が生まれる」のではなく、いつもどこかに癌細胞が発生し即消去されている中で、非常に稀な消去漏れが原因で癌になることがある、ということなのです。

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癌細胞を攻撃するリンパ球(緑:癌細胞 白:リンパ球)


いわば癌細胞という害虫を、虫取り網を持った免疫細胞というハンター達が駆除し続けているわけですが、消去漏れの確率が上がるのは以下のようなときです。

1.癌細胞がたくさん発生する(駆除作業が追いつかない)
2.免疫細胞の性能が落ちる(網の目が粗くなる)

いわゆる発癌性物質というのは、1.を助長するような物質です。また、年齢とともに体力が落ちてくると、2.が進みます。

では、細胞医療、再生医療における発癌リスクとはどのようなものでしょうか。

よく話題になっているのはiPS細胞による発癌リスクです。iPS細胞そのものがかなりの高率で癌細胞になるのです。iPS細胞を目的の細胞に分化させてしまえば大丈夫ですが、分化していないものを移植すれば1.に相当することになります。

何故癌細胞になりやすいかと言うと、iPS細胞では癌関連遺伝子(癌という名称がついていますが、本来の働きは細胞増殖に関わる遺伝子です)を人為的に組み込んでいるため…、もっと単純に言うと遺伝子操作をしているためです。そもそも癌化というのは突き詰めれば遺伝子に異常が生じることが原因ですから、何らかの遺伝子操作をしていれば癌化リスクが高くなってもおかしくないわけです。もちろん、世界中で対応策が考えられ、改善されてきています。

では、当クリニックが行っている治療では細胞をどのように扱っているのかといいますと、皮膚片から細胞が出てくるのを待って、それらを広い容器に移し替えて増殖させるだけのシンプルな細胞培養です。遺伝子を云々というようなことは行いません。「でも、シンプルな培養であっても、培養中に細胞に何らかの変化が生じて癌化しないのか?」という懸念を抱く方もおられるでしょうが、全世界的にみて経験的にも実験的にも、いまだかつてそのような事例は皆無なのです。同じ細胞医療でもiPS細胞とは全く状況が異なるのです。

この培養真皮線維芽細胞の移植は、日本だけでなく本家であるアメリカも含めて10年以上の実績があり、アメリカではほうれい線に対する美容治療薬としてFDA(連邦食品医薬品局)が安全性と有効性の両面で承認しています。

さらに、私達が行っているようなシンプルな培養では、細胞の癌抑制遺伝子(癌化しないように働く遺伝子)に変化は生じないということもわかっています。

以上のように、体内で発生する癌細胞は逐一駆除されているという事実と、シンプル培養細胞は癌細胞には変化しないというこれまでに蓄積されたデータから、シンプルに培養した細胞を移植しても発癌のリスクは無いものと私達は考えて治療を行っています。

むしろ注意しなくてはならないのは、消去漏れ癌細胞の増殖を促進してしまうような治療、すなわち増殖因子を添加する治療や老化細胞を増やしてしまう治療のほうではないでしょうか。

ジェイヨシダクリニック
https://www.j-yoshida.jp/
posted by J.YOSHIDA at 04:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月09日

恵比寿オススメのグルメスポット(1)〜龍天門(中華)

こんにちは、WEB担当の池上です。
恵比寿には皆さんもご存知の通り、素晴らしいグルメなお店がたくさんあります。そこで、私の好きなお店を徐々に紹介できればと思っております。

以前、「クリニック近郊のグルメ情報」と題してチョモランマ酒場をご紹介いたしましたが、クリニック近郊に限らず恵比寿という広いエリアを対象として、改めて「恵比寿オススメのグルメスポット」として情報発信してまいります。

第一弾はウエスティンホテル内の中華「龍天門」です。
夜は結構、お値段が張るので、ランチタイムに利用することが多いのですが、いつも満員です。

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月に1回ぐらいの贅沢ランチですが、友人との大事な時間に活用しています。

ここでは坦々麺が有名ですが、ワゴンの点心を楽しめたりもします。
私はメインに2品を選べる杏花ランチを頼むことが多いですね。お茶やご飯はオカワリ自由なので、お腹が減っている方はそこで調整も出来ます。

高級店なので、お昼でもどこまでも贅沢したければ底知れない部分もあります(笑)

ここでランチを食べて、1Fのカフェのソファーでゆったりとお茶できたら、本当に幸せなひとときとなります。皆さんもぜひ一度、行ってみてくださいね。

龍天門
http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13004490/

ジェイヨシダクリニック
https://www.j-yoshida.jp/

posted by J.YOSHIDA at 13:25| Comment(0) | 恵比寿グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月30日

12月30日

J.YOSHIDA CLINICは、本日12月30日で仕事納めです。

クリスマスも終わり、あとは正月を迎えるだけとなりました。
それに合わせて、クリニックは現在、門松としめ飾りの正月バージョンとなっています。
(一部、クリスマスから引き続いて、まだまだ元気なポインセチアが文字通り華を添えています。)

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しめ飾りは、クリスマスリースを作ってくださった芳庵さんにお願いしてシンプルなものを作っていただきました。門松は、芳庵さんのお弟子さんが代表&庭師を務めておられる花蝶園さんをご紹介いただき、お二方でテイストを合わせて作成していただきました。

色やバランスが何とも素晴らしい出来映えで、和のもの大好きな私の琴線に触れまくりです。

門松やしめ飾りは、松の内が終わる6日か7日には片付けるところが多いそうですが、困ったことにクリニックの仕事初めは6日なのです。それではあまりにも飾る期間が短いよ…ということで調べたところ、「地域によっては」小正月の15日まで飾る、といった記述を見つけたので、勝手ながらクリニックも「どこかの一地域」ということにして、休診日前の13日まで飾ることにしました。

それに、こうしてブログにアップすれば、少しでも多くの方に見ていただけますしね!

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これで年神様を迎える準備は万端です ^^

今年はクリニックの立ち上げ、ということで、これまでやってきたことを誠実かつ丁寧に実行してきましたが、来年からはいよいよ新たな領域に挑戦します。スタッフ全員の精進と協力が必須です。何年も前からやりたいと思っていたことですので、やっと実現に向けて踏み出せることはとても新鮮で心躍ります。
もちろん、メインの治療であるエイジングスキン治療も、安全性と透明性を維持しつつ、より良いものに進化させ続けていきますので、是非ご期待いただきたいと思います。

最後に、いつも応援してくださっている皆様に心より感謝申し上げますとともに、来年も引き続きご厚誼を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

それでは皆様、どうか良いお年をお迎えください。

吉田 純


ジェイヨシダクリニック
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posted by J.YOSHIDA at 03:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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