2013年07月03日

白斑治療の最新情報について

こんばんは、WEB担当の池上です。
白斑治療の海外のサイトを検索していたら、白斑治療に役立ちそうな論文が掲載されていました。新薬に結び付きそうな感じです。院長に報告したらブログに載せて皆さんに見てもらうと良いいねということでしたので、翻訳して掲載致しました。

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Sodium Oxodihydroacridinylacetate Study Abstract
オキソジヒドロアクリジン酢酸ナトリウム (Sodium Oxodihydroacridinylacetate)の研究に関する抄録

序論と目的
尋常性白斑は色素障害であり世界の人口の約0.5〜2%が発症している疾患である。尋常性白斑に対する治療法は現時点で非常に限られているが、命にかかわる疾患ではないため、治療法を新たに開発するための努力はほとんどなされていない。しかし、尋常性白斑患者は社会的に疎外あるいは村八分にされ、精神的苦痛を経験することが多く、そのため、患者がこの状況に立ち向かうことを可能にする新しい治療法が必要とされている。

活動期の尋常性白斑において色素脱失の進行を阻止することはその後の色素再生を実現するために必要不可欠である。尋常性白斑の病理発生メカニズムは完全に解明されているとは言い難いが、疾患の進行は自己免疫プロセスと関連している可能性がある。

オキソジヒドロアクリジン酢酸ナトリウム (Sodium oxodihydroacridinylacetate:ODHAA)は免疫調節活性を有する物質で様々な状況において免疫システム機能の低下を正常化する。本研究の目的は活動期の尋常性白斑の安定化におけるODHAAの有効性を検証することである。

方法
活動期の非分節型白斑患者60名にODHAAを投与した(1日おきに10回の筋肉内投与)。尋常性白斑の進行を治療後1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月及び12ヵ月の時点で評価した。腫瘍壊死因子アルファ(TNF-alpha)及びインターロイキン6(IL-6)の血清中濃度をIVD認定のELISAキットを用いて治療前と治療後に測定した。

結果
ODHAAの投与後、60名の患者のうち44名(73.3%)に尋常性白斑の活動性の停止が観察され、12ヵ月後のフォローアップ観察時点でも疾患の状態は安定していた。4名の患者で、色素脱失部位の色素再生が見られた。患者は治療に対して忍容性を示し、副作用は観察されなかった。他に自己免疫疾患がないこと、若年齢であること、及び罹患期間が短いことが良好なアウトカムと関連している。また、投与前時点における血清中のIL-6濃度はODHAA投与によって疾患進行の阻止が可能であるかを予測するための予後因子となる。

結論
本研究の結果によってODHAAが活動期の尋常性白斑に対する効果的な新治療法として注目され、大規模な試験でさらに検証を行う必要がある。

http://vrfoundation.org/research-page/publications/sodium-oxodihydroacridinylacetate

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ラベル:白斑治療
posted by J.YOSHIDA at 00:16| Comment(0) | 白斑治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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