2014年03月27日

細胞培養室ってこんなところ 〜 持ち込み禁止!!

J.YOSHIDA CLINICの吉田です。

最近、ウェブサイト用にクリニック内の写真をたくさん撮ったのですが、使用したのはごく一部。
せっかくなのでこちらで大公開(?)します!

非常に完成度の高い施設だと自負している、当クリニックの細胞培養室(クリーンルーム)のお話です。

クリーンルームには4原則というものがあります。
1.持ち込まない
2.発生させない
3.ためない
4.除去する

あ、主語は「粒子」です。
つまり、チリやホコリや微生物のことですね。

花粉10〜100μm、細菌0.5〜10μm、タバコの煙0.01〜1μm、ウイルス0.01〜0.1μmというのが代表的な粒子です。ちなみに1μm(マイクロメートル)は1000分の1mmです。

粒子サイズ.jpg


さて、これらをクリーンルーム内に「持ち込まない」ようにするには、どうするか。

まず、室内に送り込む空気はHEPAフィルターを通すことでキレイにします。
0.3μm以上の粒子を99.97%以上取り除きます。

それだとウイルスが通過するじゃない!と言う細かい方、通常、ウイルスは1〜10μmほどの他の粒子に付着して浮遊しているので、そのサイズを捕集できれば良いのデス。

このHEPAフィルターを何度も通すことで、普通の室内だと1億〜10億個(※)ほどもある粒子が、最終的に3520個以下にまで減ります。そのキレイな空間で細胞を培養します。(※1㎥の空間に漂っている0.5μm以上の粒子の数)

これがどのくらい「何も無い空間」なのかという話ですが、どこかで見た例えをパクると、「太平洋の中に魚が3520匹以下」ということだそうです。

…ちょっと微妙に分かり辛いですね(笑)

Pacific Ocean.jpg
               ブリサイズの魚が3500匹 in 太平洋

もう一つ、「持ち込まない」ために大切なのが、クリーンルームの気圧を陽圧に保つということです。常に空気を送り込んで室内の気圧を高くしておけば、ドアを開けた時に部屋の内から外に空気が流出するので、外の汚れた空気は入り込めません。

ちゃんと圧力差が出ているかどうか、このように各部屋の気圧をモニターしています。

室圧計.JPG


ただし、イケイケドンドンで空気を送り込んでいると、室内の圧力が高くなり過ぎて出入口ドアの開閉が困難になるため(強風の時にドアが開かない、閉められないのと同じです)、下のようなガス抜き装置で室内の気圧を一定に調節しています。

ダンパー.JPG


今回はここまでです。
次回は「最強のゴミ発生源」、衝撃の事実から!(笑)


最後に、先日告知いたしました「J.YOSHIDA CLINIC アフタヌーン・ティーパーティー」の宣伝です。
お席にまだ余裕があります。
ご興味のある方はお早めにお知らせください。
お待ちしております!

ジェイヨシダクリニック
https://www.j-yoshida.jp/
posted by J.YOSHIDA at 04:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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